「産後うつ」
という言葉を聞いたことがありますか?
実は、出産後にお母さんがうつになることが
あります。
時期は2、3週間〜6ヶ月の間
1番多いのは里帰りをしていた1ヶ月を終え
自宅に帰ったころだそうです。
無事出産を終え、
待望の赤ちゃんと対面して、
幸せ絶頂なのでは?
と思いがちですが、そうではありません。
実際私も、病院には行きませんでしたが、
似たような症状で悩みました。
そんな私の体験も交えて
お伝えしたいと思います。
子育て中では気づかない、私も産後うつだったのかもしれない実例
我が子と過ごすこれからの時間は
幸せに違いないと、初めは私も思いました。
しかし、そんな優しいものでは
ありませんでした。
母になった責任と、
不甲斐ない自分の中で
押しつぶされそうになる日々。
私の場合、
まずは生まれてすぐの病院で過ごす5日間。
初めての出産だったので、
なかなかおっぱいが出ませんでした。
でも、おっぱいを出すには
赤ちゃんに吸わせて
刺激をしないといけないのです。
赤ちゃんは一生懸命吸おうとしているのに、
飲ませてあげられない。
仕方のないことなのに、
自分の無力さで涙が出ました。
もちろんおっぱいが出なければ
病院がミルクをくれますが、
それも本当に頼っていいのか…
頼りすぎると、「この人またか…」って
看護師さんに思われる…?
と勝手に自分を追い込み、
看護師さんに甘えることも怖くて
出来ませんでした。
我が子を見ていると、
可愛いし、儚くて、
とてもあたたかい気持ちになるのに、
それと同時に不思議と涙が出て来るのです。
そしてそんな自分がとても情けなく、
申し訳なくて、負の連鎖に。
この状態はそこから
3ヶ月くらいまで続きました。
おっぱいは出るようになりましたが、
今度は襲い来る寝不足。
泣き止まない娘。
私の夫は仕事が
早くても夜9時を過ぎて帰って来るので、
ほとんど一日中2人きりということもあり、
煮詰まっていました。
永遠とおっぱいと抱っこ、
肩こりと腰痛と頭痛、そして孤独。
自分がロボットになってしまったような、
感情が壊れていくような感覚でした。
不思議と夜になるにつれ、
その感情は襲ってきます。
夫が帰って来る頃にはそれがピークで、
当たってしまったこともあります。
もちろん、我が子は可愛いいです!
本当に可愛いいです。
一緒に遊んだり、抱っこしたりは、幸せです。
矛盾しているようですけれど、
この時の精神状態をどう説明したらいいか
自分でもよくわからないのです。
私なんか消えてしまった方がいいのか
そんなネガティブな気持ちにもなってきます。
そんな勇気もないし、
我が子をおいてそんなことできないくせに、
でもそんなことを考えないと
いられない状態だったのです。
私の場合は夫が協力的だったこと、
母が手伝いにたまにきてくれたこと、
そして子どもの成長とともに少しずつ
なくなっていきました。
今も子育てで疲れることはありますが、
あの頃のような絶望感は
感じることはなくなりました。
その何倍も、我が子が愛しくて大切です。
子育てに悩みを抱える親は「自己肯定感」が低い!?
私と同じように、
1人で抱えて悩んでいたお母さん
たくさんいると思います。
子育てに悩む方というのは、
「自己肯定感」が低いのです。
「自己肯定感」というのは、
自分を肯定する気持ち、
つまり
自分を大切な存在なのだと感じる気持ち
のことです。
「自己肯定感」が低いと、
自分はダメなのだと思い込み、
必要以上に落ち込みやすいのです。
完璧主義の人にも多いそうです。
しっかりやらなきゃ!
子どものためなのだから!
しんどくても、やらなきゃ!
私は親なのだから!
その責任感に押しつぶされてしまうのです。
私も、今思えばそうだったかもしれません
もしたった今!子育てで悩んでいたら
無理しないでください。
自分を褒めてあげてください。
よく頑張っている!本当に頑張っている!
だがら休んでいいのですよ。
自分を許してあげて、愛してあげてください。
大丈夫です。
ちょっと休憩したって、
子どもは親のことを嫌いになんかなりません。
それよりも、ちょっとリフレッシュして、
笑顔になったお母さんの方が
お子さんと上手に遊べるようになります。
心にも余裕が生まれ、すぐには怒りません。
だからちょっとだけ、手を止めて、
一呼吸おいてくださいね。
お子さんの為にも、お母さんの為にも、
それが必要です。
子育て疲れを解消しよう!明日からすぐにできるリフレッシュ術
疲れを完全に解消することは出来ませんが、少しリフレッシュするだけで
全然コンディションが違いますよ!
私のリフレッシュ方法を紹介します!
- 午前中に散歩に出かける
- 子どもを危険のないサークルの中で遊ばせ、その側で仮眠
- 夫に全てまかせ、たまには半日ほど出かける
私は家にこもっていると
どんよりしてしまうので、
なるべくお日様の光を浴びるように
していました。
不思議とそれだけで
朝から力をもらえる気がするのです。
散歩コースをいつも同じにしていると、
同じように散歩している人たちに
声をかけてもらえ、
コミュニケーションの場にもなりました。
今でもよく子どもとこの道を散歩します。
あと、眠くて仕方ない時!
子どもが出られないサークルを買い、
その中で遊ばせながら
私も中で一緒に寝ました(笑)
なにかあったら起きられますし、
うとうとするにはちょうどいいですよ。
そして、最後は夫の協力が必要なので、
誰でもというわけではないかもしれません。
誰もいないのであれば、
今は1日預かりなどもありますから、
利用するのも手です。
とにかく、
完全に離れて過ごす時間を作ることで、
リフレッシュできますし、
離れていた分帰ってきた時に
愛しい気持ちが増しますよ。
公共の施設なども色々ありますから、
どんどん活用して大丈夫です!
それを育児放棄とは誰も思いません!
まとめ
私たちは子どもを産んだ瞬間に
親になるわけではありません。
子どもと一緒に、
少しずつ親になっていくのです。
だから、初めはうまくいかないことも
あるのは当たり前です。
だから、休みながら、
子どもと一緒に成長していきましょう。
まずは自分を大事にしてあげてください。
お母さんの笑顔は最強です!