幼稚園に入園し、 ひと月ほどたって
慣れてきた頃給食がスタートします。
私が幼稚園に勤めていた頃、
「うちの子給食食べていますか?」
という相談がとても多かったです!
実際給食が全く進まない
という子はたくさんいます。
そういう子には特別に言葉掛けなどをし、
美味しく食べられるようにしていました。
これは家でも出来ることなので、
少しお話しますね。
それと合わせて、ほかに家で何が出来るのか。
私の経験から感じることをお伝えします。
幼稚園の給食の献立とおうちごはん!ピーマンの使い方で!!
給食の献立表が月初めに必ず配られます。
これを見たら、
いつどんなご飯がでるのかがわかります。
給食は子どもの体のことを考えて、
栄養バランスがうまく取れるように
考えて作られています。
もちろん、子どもが好きなような味付けに
工夫されてはいますが、
実際好きなものばかりが
入っているわけではありません。
私の勤めていた幼稚園は、
週に弁当が2回、給食が2回でした。
ある時、あるお母さんが
「うちの子はピーマンが嫌いなんですが、
それを克服しようと思って、
何にでも入れてるんです。
今度給食でも炒め物が出るから、
その練習で作ろうと思ってるんです!」
とやる気満々におっしゃっていました。
お家でも給食が食べられるようにと
練習してくれていたということは
とても嬉しかったのですが、
その子はお弁当にも大量のピーマンが
入っており、
いつも最後にピーマンだけが残って
泣きながら食べていました。
これを見たときに、
何か違うよな…と思いました。
そもそも給食はただ食べるのではなく、
食べることを楽しむ、という
目的もあるのです。
嫌いなものを残さず食べるのは大事だけれど
食べること自体を嫌いになってしまうのは
違うのです。
なので、そのお母さんには
「お家でまでピーマンばかりだと、
食べるのがしんどくなってしまいます。
なので、少しずつ始めましょう。」
という話をしました。
例えば、見えないように細かくして、
味もわからないようにし、
食べられたときに
「実はピーマンが入ってたよ。
すごいね!食べられた!」
と褒めてあげます。
こういう積み重ねが大切です。
1日で食べられるようにはなりませんが、
少しずつ自信がつき、
食べられるようになる子もいます。
実際この子は、お弁当のピーマンを減らし、
まずは一口から。
次の日ふ二口。
と少しずつ増やしました。
また、この子はミートボールが好きだったので、
「ミートボールと一緒に食べると
食べやすいよ」と助言してやると
「あ、ほんとだ、食べられる!」
と残りのピーマンも食べられたんです。
すごいすごい〜!と、
クラスのみんなで拍手をして、褒めました。
それが自信につながったのか、
それからは
「先生、見てて!」と
私にピーマンを食べるところを見せてくれ、
残さず食べられるようになったのです。
とても嬉しかったです!
お母さんと手を取り合って喜びました。
長くなりましたが、
つまり何が言いたいかと言うと、
給食のことを意識しすぎて、
お家でまで無理をすると
逆効果の時もあるということです。
やるとしても、少しずつです。
ひと欠片から始めて、出来たら褒める。
これを根気よくしていくしかないのですね。
献立表を見て、
はじめて食べるおかずだから
一度作っておいてあげよう、
というような気遣いなら大丈夫ですが、
あんまり言いすぎると
子どもたちも逆に意識して
食べられなくなりますから、
そこは注意してあげましょう!
幼稚園での給食が進まない、ナフキン効果とは!?
他に給食のやる気を引き出す方法としては、
ナフキンなどを
子どもの好きなものにして、
気持ちをあげさせる方法です。
好きなキャラクターのものにして、
応援してもらっている気分になったり、
お気に入りのものがあると、
給食も楽しくなりますよね。
今日は人気のナフキンをご紹介します。
・男の子にやっぱり人気!戦隊モノ
・女の子はこれ!ディズニープリンセス
・子どもは大好き!アンパンマン
・乗り物大好き!トミカ
と、やはり子どもの好きなキャラクターが
多いようです。
一緒に見に行って、
欲しいものを買ってあげているお家も
多いでしょう。
このキャラクターたちが
背中を押してくれるかもしれませんね。
まとめ
給食が苦手な子も、毎日声かけをして、
少しずつ食べられるようになっていきます。
体が大きくなっていくと、
その分食べられる量も増える子が多いです。
あまり心配しすぎず、焦らず、
少しずつ褒めながら伸ばしてあげましょう。
幼稚園の先生たちも見守ってくれています。
一緒に頑張っていきましょうね。