子どもが中学校に進学したら、
学校生活が気になりますよね。
小学校のときより
勉強のことも気になりますし、
友だちとうまくやっているのか、
先生はどんな人なのか
心配なことも増えることでしょう。
小学生のときと違って
何でも親に話してくれなくなるので
余計に気になってしまいます!
授業参観は
中学校生活をおくる我が子の様子を
見ることができる
貴重なチャンスです。
それなのに
「授業参観には来ないで」
と子どもから言われたら
誰だって戸惑ってしまいますよね。
男子が母親を煙たがる気持ちは
分かるような気もしますが、
女子から「来ないで」
と言われることもあるようです。
そこで、
中1の娘が授業参観に
「来ないで」という理由と、
そんなとき親はどう対応すればよいのか、
一緒に考えてみましょう。
中1娘が親の授業参観を嫌がる理由とは?
子どもが授業参観を嫌がる理由としては、
親を他の生徒に見られたくないパターンと、
子ども自身が親に見られたくないパターンが
あります。
〇親を見られたくないパターン
中学校では授業参観の出席率は
小学校に比べるとぐっと下がります。
子育てに一段落ついて、
仕事が本格的に忙しくなる人も多いですし、
やはり子どもが嫌がる家庭が増えるからでしょう。
前回の授業参観で
参観している人数が少なかった、
または上に兄姉のいる友達から
参観にくる人が少ないことを
聞いているのかもしれません。
数少ない授業参観者が自分の親だったら恥ずかしい、
友達に親が来ていることが知られると
何か言われるかもしれない、
と思っているのかもしれませんね。
もしくは、
親の容姿が気になる年頃だから、
なのかもしれません。
周りの母親に比べて
若い、年をとっている、
派手、地味
であると友達に言われるのが嫌、
という理由はよく聞きます。
そんな容姿であるあなたが悪いわけでも、
子どもが嫌っているわけでもなくても、
友達から親のことを
あれこれ言われるのは、
思春期の子どもたちには
きついものがあるのでしょう。
〇子ども自身が親に見られたくないパターン
単純に見られて恥ずかしい、
という理由もあるでしょう。
子どもでも、
家庭での顔、
学校でも顔、
親しい友達といるときの顔、
と違う顔を使い分けています。
おかしなことではなく、
社会性を身につけている、
ということですね。
大人も一緒のはずです。
その家庭とは違った顔をしているのを
見られるのが恥ずかしいのです。
大人でも仕事をしているところを
家族に見られるのは
何だか恥ずかしいですものね。
心配なのは、
学校で友達と上手くやれていない自分、
勉強についていけない自分
を親に見せたくない、
という理由があるときです。
ましてやからかわれているから、
いじめられているから見られたくない、
という理由なら深刻です。
中1娘が親の授業参観を嫌がる時にどう対応すべき?
とても難しい問題です。
来てほしくない理由、
その子の性格、
親子の関係によるので、
正解は一つではありません。
まずはなぜ授業参観に
来てほしくないのか、
理由を聞いて親子で話し合ってみましょう。
素直に話してくれない場合もあるかもしれません。
中1でも女の子は
子ども扱いされることを良しとしません。
なので
大人に近づいているあなたの意見を
聞いて尊重したい、ということ、
親の気持ちも知ってほしいこと、
を冷静にじっくり話してみてください。
話してくれたら
子どもの意見を頭ごなしに
否定せず、
妥協案を出したり、
受け入れたりすることが大切です。
教室には入らず廊下から見るだけにする、
授業を見るだけで話しかけないで帰る、
という妥協案に納得する子も
けっこう耳にしますよ。
自分を見られることが
プレッシャーな子には、
あなたを見に行くんじゃなくて、
中学校の先生や授業が見てみたい、
クラスの雰囲気を見たい、
と話してプレッシャーを和らげてみましょう。
理由を聞いても
かたくなに嫌がるだけで理由を言わない、など
話していて
もしかして友達とうまくいってないのかな、
学校でうまくいってないのかな、
と察することもあるかもしれません。
心配で余計に見に行きたいですよね。
でも無理やり行って、
子どもが親まで信頼できない、
と思い込んでしまうことは避けたいところです。
根気よく話をしていく中で、
親はあなたの味方であること、
困ったことがあったら相談してほしいことを
伝えていってほしいと思います。
まとめ
だんだんと親の手だけでなく
目からも離れていく中学生。
授業参観を嫌がる子どもが心配ですが、
大事なことはしっかり話し合うこと。
子どもの気持ちを聞き入れて、
親の気持ちもしっかり伝えてください。
反抗期、思春期で
すぐには伝わらないかもしれませんが、
心は離さないでいてくださいね。