夏休み期間または学校の行事で、三行詩を提出する宿題がありますよね。
三行詩は、俳句や短歌、川柳や標語とも少し違います。
実は、毎年文部科学省が主催する「楽しい子育て全国キャンペーン」の一環として三行詩の募集があるほど、小学校や中学校の児童らはもちろん、一般の部もあるほど三行詩って浸透しているんですよ。
ですが、三行詩という言葉を初めて聞いた方も多いでしょう。きちんとどういうものか説明ができない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事は、地域や学校、文科省らが募集する三行詩のやり方やルール、コンクール優秀作品や標語との違いも詳しく紹介していきます。
三行詩のやり方やルールは?
まず三行詩とはそもそも何かというところですよね。三行詩のやり方やルールについて詳しく見ていきましょう!
早い話が、たった三行だけで気持ちが伝わる文章を書くということです。
特に決まりや何文字でなければいけないといった決まりもありません。
基本は比較的よく知られている五七五など関係なく、割と自由に作っていいのです。
標語や川柳だと細かな決まりがありますが、それに比べたらかなり自由な形で子供も書きやすくなっています。
三行詩のコンクール優秀作品を紹介!
学校などで宿題としても出されがちな三行詩ですが、例えばこういうものがあります、三行詩のコンクール優秀作品を紹介しますね。
おやつにもらったチョコレート。
かぞくにわけたらちいさくなった。
でも、みんなのしあわせおおきくなった。「うん うん うん。」
「それで? それで?」ときかれると、
どんどんお話ししたくなる。お母さんが教えてくれた
「かがみは先にわらわない」
いつも心においてるよ。ねるまえのおやすみぎゅうはいいきもち
一日のごほうびみたいだな辛いとき 家族に話して 悩みゼロ
ママが好き パパの前では ママが好き
帰ったら 何から話そう 今日のこと
参照サイト:平成27年度「楽しい子育て全国キャンペーン」~家庭で話そう!我が家のルール・家族のきずな・命の大切さ~三行詩優秀作品の選定について
小学校低学年のお子さんが書かれた三行詩ですが、いずれも日常のことですよね。
今日楽しかったこと、一番笑ったこと、嬉しかったこと、今日思ったこと何でもいいのでこういったところからヒントになったりアイデアにつながりますよ。
例は五・七・五のリズムは関係ありません、三行であれば文字数も字余りも関係なくどれでも大丈夫。
もしもお子さんに、三行詩の作り方の相談を受けたら、今日あった出来事なんかを話してその時に感じたことをそのまま活字に直してみるといいよ~
なんてアドバイスしてあげるといいかもしれませんね。
三行詩の標語・川柳とはどう違うの?
三行詩というくらいなのだから、知らなくても漢字を見て「三行の詩なのかな?」と検討は尽きますが、じゃあ具体的に標語や川柳とどう違うかと問われれば中々的確には答えられませんよね。
そこで、川柳や標語との違いについて具体的にご紹介します。
・標語・・・五・七・五は関係なく自分の考えや皆に守って欲しいことなどを端的に表すものでいわゆるスローガンのこと
三行詩のメリットは季語などルールが存在しないので、子どもから大人まで作れます。
その一方で、ある程度ルールがないと逆にアイデアが思い浮かばなかったり、自由すぎて書けないなんてこともありそうですね。
三行詩の簡単な作り方!アイデアの見つけ方!
ではここから三行詩の作り方や、アイデアを見つける簡単な方法などお伝えします。
自分の身の回りであったこととか、今目の前でみたものとか、感じたこととかをそのまま三行の活字に直してみると結構かけるんです。
ですが、これが急に言われてさらっとかけるものではないんですよね。
私もこういうのを自由に、好きに書いてと言われると、ルールがあったほうが書きやすいのになぁと結構真面目に長時間考えてしまうタイプなので簡単に作れたり、アイデアがパッとひらめく人がうらやましい・・。
でも案外身近なものほどヒントになってアイデアが思い浮かぶものなんだそうです。
まとめ
回の記事は、地域や学校、文科省らが募集する三行詩のやり方やルール、コンクール優秀作品や標語との違いも詳しく紹介してきました。
早い話が、たった三行だけで気持ちが伝わる文章を書くということです。
川柳や標語のような五・七・五などのルールやリズムは関係ありません、三行であれば文字数も字余りも関係なくどれでも大丈夫。
毎回募集するテーマは異なりますが、家族の絆などを詠ったものはちょっとホロリと来るものもあり中々楽しいですよ。
たった三行で、たった三行だから伝えられるものがあるなんて面白いです。
お子さんがいるご家庭なら、夕飯時に皆でゲーム感覚で一緒に考えてみるなど楽しんで作ってみてくださいね。