日本の国技、大相撲。
テレビで流れていても興味を持って、
じっくりと見たことがなかったあなた!
平成から令和になった2019年の夏場所で、
アメリカのトランプ大統領と安倍総理大臣が
大相撲の千秋楽を観戦するって、
ニュースなりました。
父の影響もあり、長年、相撲を見ている主婦ですが
ハッキリ言いますと、こんなことは異例です。
これを機に、大相撲を詳しく知りたいと思ったあなたに
大相撲の優勝力士がもらえるものが以外で面白いよって
言いたいんです。
今からでも遅くないです。
これからは千秋楽だけでも見る価値、大ありです。
大相撲の優勝力士がもらえるものは賞金だけではない!こんな副賞
大相撲で優勝をすると、
賜杯(しはい)と賞状と副賞がもらえます。
ちなみに、準優勝はないので、
優勝以外は何ももらえません。
副賞は、各場所によって、
もらえるものが多少変わりますが、
かなり沢山もらえます。
全部かゼロか・・・
勝つと負けるではこんなにも違うのかと
驚くくらいもらえるのです。
賞品は、
【正賞】【友好杯】【地方自治体、団体】
大きく3つに分かれています。
【正賞】
賜杯や優勝旗などの授与が行われます。
- 天皇賜杯
- 優勝旗
- 内閣総理大臣杯
- 優勝額
【友好杯】
友好国からの友好杯と副賞がもらえます。
- チェコ共和国友好杯 プルツナーウェルビール1年分(約1日1本の計算)
- アラブ首長国連邦友好杯 ガソリン1年分(約1000リットル)
- フランス共和国友好杯 ピエール・エルメ・パリ製マカロン詰め合わせ
- メキシコ合衆国友好楯 コロナビール1年分(約1日1本の計算)
- ハンガリー共和国友好杯 ティーセット
- モンゴル国総理大臣賞
- 中日友好景泰藍杯(1・5・9月)
- ブルガリア共和国優勝杯(1・5・9月)
- アメリカ合衆国大統領杯(5月)
最後のアメリカ合衆国大統領杯が、
今回作られたものになりますね。
アラブ首長国連邦の副賞のガソリンは、
力士は運転しないですから、
なくても良いと思っているかもしれませんが、
車がないと生活できない私にとっては、
すごくうらやましいです。
チェコ共和国やメキシコ合衆国のビールも、
酒代が助かりますよね。
所属する相撲部屋にとっても、
経費を考えると、
きっと大喜びでしょう。
【地方自治体、団体】
開催地の地方自治体や
その他の地方自治体・団体からもらえます。
20個以上の賞があるので、
面白いものだけ抜粋しますね。
- 愛知県知事賞(7月)
ウズラ卵の水煮5万個、
名古屋コーチン肉100kg、
卵1800個、アサリ500kg、
うなぎなどの特産品が毎年選ばれています。
ウズラの卵の水煮5万個ってすごいでしょ!
相撲部屋で消費するにしても桁が違います。
ちなみに、5万個を1年で割ると、1日約135個。
相撲部屋の人数が40人として、
1人1日3~4個の計算ですね。
適量と言えば適量で、これは納得。
- 吉本興業賞(3月)
なんばグランド花月1年間フリーパスがもらえます。
お酒や食べ物が多いなか、
吉本興業らしい副賞ですね。
- 福島県知事賞
天のつぶ(米)1t、
福島牛・野菜と果実の詰め合わせがもらえます。
力士はお米も大量に消費するでしょうから、
これは相撲部屋にとってありがたいでことです。
我が家は1カ月に約10kgの米を消費しています。
1tの米を消費するには
8年以上かかる計算になりますが、
相撲部屋ではどれくらいで消費されるのか気になりますね。
大相撲の表彰式で今まで土俵に上がった外国人は?立場は偉い人?
過去に大相撲の表彰式で
土俵に上がった外国人がいました。
パンナムに勤めていた、
デビッド・ジョーンズという男性です。
パンナムは、
1953年から幕内最高優勝力士に
「パンアメリカン航空賞」を出していました。
デビッド・ジョーンズは、
1961年5月場所から、
幕内最高優勝力士の賞授与の担当になります。
表彰式では、
ただ単調に続くだけの式にならないように
- 和装で登場
- トロフィーを一人で持つ
- その土地の方言で表彰状を読み上げる
など、色々な事をして、
注目を集め、大相撲を盛りあげました。
デビッド・ジョーンズは、
1974年にパンナムを退職してからも、
顧問と言う立場で残り、賞の授与は続きました。
その後、初土俵から30年になる1991年に、
体力の限界を感じて引退を決意します。
長い間、大相撲を盛りあげた
デビッド・ジョーンズは、
相撲ファンにとっては、なくてはならない存在として、
深く心に刻まれる存在になりました。
引退してから、すでに20年以上経っているので、
今ではデビッド・ジョーンズを
知らない人の方が多いでしょうね。
1961年は、ジョン・F・ケネディが
アメリカ合衆国の大統領に就任した年です。
日本では、
一般の人が自由に海外旅行が
できるようになったのが1964年。
社会の教科書に出てくるような
出来事が起こっていた「昔」から、
大相撲を愛し、長く日本に貢献してくれていたのですね。
まとめ
今まで大相撲を、特に気にしていなかったあなた!
副賞で色々なものがもらえる
ってだけでも、面白いでしょ!
次からは相撲を見るときに、
副賞がちらっと頭をよぎって、
取り組みを見るのも楽しくなりますよ。
賞も新しくできたり、
なくなったりするので、
数年後にどんな副賞があるのか見てみるのも、
面白いかもしれませんよ。