スイカをせっかく買っても、甘くない時がありますよね。
できるだけ甘そうなものを選んだり、お店の人に見てもらったりしても甘くなかったり、人からいただいたりしたのが残念ながら甘くない…ということはよくあります。
スイカが甘くなる方法はあるのでしょうか。
あるならば、できるだけ甘くして食べたいですよね、
今回は、スイカが甘くなる方法や、おいしく食べる方法をご紹介します!
スイカが甘くなる方法!おいしく食べられる方法は?
まずは、スイカという果物の特性を知っておきましょう。
果物によっては、収穫してからしばらくおいておく(「追熟」と言います)と、甘くなったり旨みが増したりするものがあります。
代表的なものは「甘夏」などの、苦みや酸っぱみのあるかんきつ類があります。
メロンも、しばらく置いておく果物ですよね。
しかし、スイカは、収穫した時点から、どんどん味が落ちてしまうくだものなのです。
なので、できるだけ早く食べるのがのぞましいとされています。
まるごとの状態、切っていない状態ですと、涼しくて温度が一定しているところに、2週間ほどおいておいても大丈夫だそうです。
しかし、カットしてあるものは、買ってきた当日から2,3日以内に食べましょう。どんどん味が落ちてしまうからです。
買ってきた瞬間のスイカがその個体でいちばんおいしい状態、となると、もうこれ以上甘くする、という方法は、実はありません。
でも、甘くないスイカはそのまま食べてもおいしくないし、かといって、せっかく買ってきたものを、食べないで捨ててしまうのはもったいないし、悔しいですよね。
こうなると、他の調味料などに助けてもらって食べるのがベターになります。
その1:塩をかけて食べる。
スイカに塩をかけますと、かなり甘く感じます。
これは「味の対比効果」と呼ばれるものです。
甘い、と塩辛い、は真逆と言えるものですよね。
これを同時に口の中に入れる、または時間差で味わうだけで、お互いの味が強調され、トータルでその食品をおいしく食べられる、というものになります。
代表的なものに「塩大福」や「塩キャラメル」などがあります。
昔から、お汁粉には塩を少々入れたり、お漬物や塩昆布を少し添えたりするのもその理由です。
なので、スイカそのものがあまり甘くない場合には、塩をかけてみましょう。
また、スイカそのものが冷えすぎていないこともポイントですよ。
その2:小さく切ってサイダーに入れて「フルーツポンチ」にしてしまう。
甘くない場合は、甘いサイダーの力を使い、サイダーの中に入れてさわやかなデザートに変身させてしまうのも手です。
こちらは、液体の持つ甘さにひたすことで、甘くないフルーツを食べやすくする方法になります。
スイカを甘くするには冷蔵庫に入れれば良いの?
スイカは冷やして食べるイメージが強いですが、実は「冷やし方」がとても大事なくだものになります。
冷蔵庫でキンキンに冷やすのは、NGなのです。
どちらかというと、上にもあげた、温度の一定した涼しいところがいちばんなのですが、なかなか難しいですし、カットしてしまったスイカはかならず冷蔵庫に入れなくてはいけません。
やはり、カットのスイカは、買ってきたらすぐに食べないといけないんですね。
冷蔵庫保管したカットスイカは、食べる5分くらい前に常温に出して、常温にならしてから食べるのがおいしいのです。
なので、冷蔵庫にいれておけば甘くなる、ということはありません。
甘くないスイカを買ってしまった、もらってしまった、という場合は、上にご紹介した方法で食べてみてください。
他には、砂糖をかけてしまう、ハチミツをかける、コンデンスミルクをかける、という人もいます。
試してみてください。
あとは「冷凍する」のもおすすめです。
これは冷凍すれば甘くなる、ということではなくて、いったん冷凍保管しておいて、スムージーやジュースにする、ということです。
なんとか活用したい場合は冷凍も視野に入れてみてください。
さいごに
今回は甘くないスイカを買ってしまったり、もらってしまったりした場合の、できるだけおいしく食べる方法をご紹介しました。
スイカは冷やすといいイメージがありますが、冷蔵庫で冷やしすぎても、逆に甘みが減っておいしくなくなるので、気を付けましょう。
塩をかけたり、小さく切ってサイダーと一緒に食べるデザートに変身させてしまうのがおすすめです。
買ったスイカが甘くないとちょっとがっかりしますが、気持ちを切り替えて、できるだけおいしく食べられるよう工夫していきましょうね。