梅干しを常温保存できる塩分濃度はどのくらいなのか?、塩分10%の梅干しの日持ちや、腐るとどうなるのかについてもまとめています。
梅干しは常温保存で常に食卓に置いてあるイメージなのに、実は賞味期限があり日持ちのしない梅干しもあるんですね。
意外にも梅干しなのに腐ることもあるので、梅干しは常温保存でどのくらい持つのかについて、塩分10%の日持ちや腐るとどうなるのかなど、詳しく調べましたのでご紹介しますね。
▼梅干しについている白いものがカビなのか塩なのか見分ける方法はこちらが参考になりますよ。
梅干しの常温保存できる塩分濃度はどのくらい?
梅干しは常温保存でどのくらい持つのかですが、常温で保存できる梅干しの塩分濃度は18%の場合は常温OKです。
⇒塩分濃度は18%以上
※腐らず賞味期限はない
塩分が濃いと梅干しは常温保存で一生もつんですね。
自宅で漬けた梅干しには塩分が多く18%~20%で漬ける事が多く、その塩分がカビの発生を抑えて腐りにくくしているんですね。
塩分濃度が18%以上場合は常温OKなのですが、気になるなら冷蔵保存で早めに消費することをおすすめします。
塩分10%の梅干しの日持ちはどのくらい?
塩分濃度が10%くらいの梅干しの日持ちはどのくらいなのかと言いますと、
⇒製造より3~6ヶ月先
※未開封の場合です。
スーパーなどの市販で買っている梅干の賞味期限を調べたところ、だいたい賞味期限は、製造より3~6ヶ月先を表示してあります。
「はちみつ梅干」や「減塩梅干」、かつお節を効かせた梅干など、現在はさまざまな種類の梅干しがあり、減塩志向が流行で、梅干しの塩分もほんとうにさまざまな種類があります。
塩分濃度が高いと、それだけカビ防止になるんですが、減塩タイプの梅干しはカビが生えやすいんです。
いったん普通に梅干を作り、減塩するために水洗いする製法もあり、賞味期限も短くなります。
パッケージに表示されている「賞味期限」とは、「未開封の状態でおいしく食べられる期間」ではありますが、塩分濃度が大きく関係していることも確かです。
こうやって、塩分が多ければ1年ほど持ったり、少なければ2週間ほどの賞味期限のものがあるのです。
1年くらいの賞味期限の梅干は、現代の梅干ならかなりカビ防止も兼ねて塩分濃度の高い、昔ながらの梅干に近いものでしょうね。
梅干しに表示してある「賞味期限」の日付は、「未開封の状態」での、食べられる期間なのですが、
基本は、開封後は「表示してある期限よりも前に食べきる」です。
▼梅干しの保存に金属製容器はNGですよ!消毒がしやすいガラスなどの密閉容器がおすすめです。
梅干しは腐るとどうなるのか調査!
梅干しは一生保存が効く食べ物で腐ることはないと思われがちですが、実際に腐る事例もあるんですね。
⇒見た目や臭い、味などで判断できる
梅干しは他の食材と同じように、腐ると見た目の変化、あきらかに梅干しとは違う酸っぱい臭いや変な味がするので分かります。
自分で買ってきた!贈答で届いた!などで梅干を頂いたら、カビ防止のために、必ず冷蔵保管をしてくださいね。
▼箸などから水分や雑菌が繁殖することもあります、梅干しを取り出す際も気を付けましょうね。
梅干しの長期保存方法とコツ
塩分濃度にもよりますが、梅干しの長期保存方法とコツをご紹介します。
・直射日光が当たらない場所で保管
・市販の梅干しは冷蔵保存が原則
・梅雨や夏場は特に気をつけよう
昔ながらの梅干しは酸っぱすぎて、ちょっと子どもには怖いくらいの食品でしたが、最近はほんとうに種類が増えて、味付けも子供も食べやすくなりましたよね。
商品名に「梅干し」とあっても、厳密には「浅漬け」だったり、分かりづらくなっているのも確かです。
とりあえず買ってきたらすぐに冷蔵庫保管をするようにして、食べる分だけ冷蔵庫から出し、賞味期限より前に食べきるのが安心ですよ。
できるだけおいしく食べきりましょうね。
▼この石見焼の壺は朝ドラ「ごちそうさん」の台所にも登場しました。夏場など気温が高い時期の冷暗所で常温保存に良いですよ。
まとめ
意外にも梅干しなのに腐ることもあるので、梅干しは常温保存でどのくらい持つのかについて、塩分10%の日持ちや腐るとどうなるのかなど、ご紹介しました。
手作りの梅干しで塩分濃度が15%以上であれば、常温保存で一生もつと思って下さい。塩分濃度18%なら尚更良いです。
ですが、買ってきた梅干しは、塩分10%程度の商品が多く、開封後は「表示してある期限よりも前に食べきる」が基本です。
食べきれない時は、どうするかと言いますと、必ず冷蔵庫へ保管してくださいね、チルドまではいかなくていいと思います。
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