梅干しを手作りする時に、カビない塩分濃度は15%がちょうど良いのか、減塩の梅干しを作りたいときの注意したいポイントもまとめました。
手作りの梅干しって、少しの不注意でカビが生える事が多いんです。
カビない塩分濃度は15%からが良いと聞きますが、これって昔ながらの塩からい梅干しで食べにくい!でも塩をケチって、カビの原因になっても困りますよね。
どれくらいの塩分濃度にすればいいのかについて、自宅で梅干しを手作りする時のカビない塩分濃度は15%で良いのか?また、減塩する時のポイントも合わせて紹介しますね。
梅干し作りのカビない塩分濃度は何%
梅干しを手作りする時の、カビが生えない塩分濃度は15%以上になります。
⇒塩分濃度は15%以上
※昔ながらの塩辛い梅干しくらいの濃さです
カビを防ぐためには、塩分濃度が15%は必要で、自宅で手作りする梅干しの一般的な塩分濃度は18%~20%で作られることが多く、カビが生えにくい塩分濃度だということになります。
要するに、「減塩」そのものが、カビが生える原因と言えるのですね。
しかし、減塩志向になり、できるだけ塩を少なくして梅干しを漬けたいため結果的に、手作りの梅干しがカビない塩分濃度は15%まではイケそうとなったんですね。
梅干しと塩分濃度の関係で保管方法も変わってきます、以下を参考にすると調整しやすいですよ。
塩分18%~20%の梅干し
梅干しの塩分濃度が18%以上は、常温保存でも基本的にカビることはありません。
自宅で手作りする梅干しなら18%~20%の塩分濃度で作る事をおすすめします。
塩分濃度が高いことですっぱいですが、常温で保存ができるし、賞味期限もないので塩分濃度が18%以上の昔ながらの梅干しは保存食として重宝されています。
塩分8%~10%の梅干し
市販されている減塩志向の梅干しはほとんどが、8%~10%の塩分濃度に抑えられています。
子供でも食べやすくなっているのは塩分を少なくして作ってあるからなんですね。
ですが、塩分が少ないため、カビが発生することもあります。塩分8%~10%の梅干しは常温保存には向きません。
買った梅干しの塩分濃度が10%以下なら、未開封だとしてもすぐに冷蔵保存してくださいね。
塩分3%の梅干し
さらに減塩した塩分濃度3%の梅干しというのもあります。
塩分濃度3%という超減塩タイプは、急激にカビが発生しやすい塩分濃度なので、保存には十分注意が必要です。
少量用のプラ製のパッケージに入っているのも、期限内に食べきれる為の工夫なんですね。
▼梅干の瓶での漬け方は、中が見えやすいので初心者もオススメ
梅干し作りの塩分濃度別の塩の量
梅干し作りに欠かせない塩の量について、塩分濃度別でまとめてみました。
・塩分濃度20%に必要な塩の量:梅1kgに対して200g
・塩分濃度18%に必要な塩の量:梅1kgに対して180g
・塩分濃度15%に必要な塩の量:梅1kgに対して150g
・塩分濃度10%に必要な塩の量:梅1kgに対して100g
・塩分濃度3%に必要な塩の量:梅1kgに対して30g
こうして塩の分量を計算してみると、20%と塩分3%の違いはスゴイことが分かりますね。
塩分を控えなければいけない人には、濃いと思われる量ですね。
ちなみに、WHO(世界保健機構)が設定している塩分摂取量の目標は1日5gです。
心血管疾患予防のためのガイドラインでは、1日最大3.8~6.0gとされています。
塩の分量の計算方法
カビない塩分濃度は15%以上と言われただけでは見えにくかった実際に使う塩の量の計算はこちらを使っています。
⇒ 塩の分量(kg)=梅の量(kg)×塩分濃度(%)
※梅1kgに対して塩分20%の梅干しを作りたかったら塩200gとなります。
※梅1kgに対して塩分10%の梅干しを作りたかったら塩100gとなります。
ややこしい「%」の計算は、1kgを1000gに変更して、「1000×20%=」と電卓にうつだけで「200」が出ます。
塩分濃度のこの計算が、梅干し作りには重要になるので、塩の分量だけはしっかり気を付けましょうね。
▼梅干しを漬ける塩はこちらがおすすめですよ。
梅干し作りで減塩する時のポイントは?
梅干し作りで減塩する時のポイントについてお伝えします。
・梅の実の水分を完全に飛ばす
・徹底的に消毒をする
※減塩するとカビやすいので注意が必要です。
梅干し作りで減塩する時のポイントは、徹底的に消毒をすることです。
減塩するだけで、カビが発生しやすいので注意が必要なんですね。
漬け込む時の容器の入り口と内側に、アルコール度数の高い、焼酎やホワイトリカーをスプレーしたり、清潔なふきんに染み込ませて塗るなどするといいです。
梅の実自体も、完熟したものを使うのがおすすめなのですが、天日干しをして、しっかりと乾燥させ、余計な水分が残って雑菌がわかないようにすることが大切です。
減らした塩の代わりとして、焼酎または酢を入れるのも良いですよ。
焼酎や酢を入れることで、塩の働きの代わりをしてくれんですね。
*梅干しの塩分は凄く高いので、食べ過ぎには注意です!
『食塩不使用 ゼロ梅』なら、塩分を気にせずに何個でも食べることができるので、健康にも、アンチエイジングにも、ダイエットにも励めます!
減塩の梅干しはかなり難しい?
減塩志向の梅干しを自宅で作るのはかなり難しいのでは?と思われます。
例えば、減塩志向で塩分濃度3%の梅干しを自宅で作るとなると、1kgの梅干しに対して30gの塩の量では少なすぎて、覆うことができないんですね。
塩の量が少ないとカビが発生して捨てる事になる可能性も大です!
ジップロックで代用もできそうですけどね、でも、徹底した殺菌環境と完全密封・保管環境が揃わないと減塩の梅干しは難しいようですよ。
初めて梅干しを漬けるなら、なおさら塩分濃度20%くらいの勢いで作ると失敗もしないし成功体験もできて良いですよ。
▼梅干し作りの塩分濃度計が一家に1台あるとほっんとに便利ですよヾ(^v^)k
まとめ
梅干しを手作りする時に、カビない塩分濃度は何%がちょうど良いのか、減塩の梅干しを作りたいときの注意したいポイントも合わせてご紹介しました。
手作りの梅干しって、少しの不注意でカビが生える事が多いんですが、塩分濃度15%以上にすることでカビは発生しにくくなります。
昔ながらの塩からい梅干しの塩分濃度は18%~20%くらいで、この塩分濃度で作ると、永久保管ができるのでおすすめですよ。
また、梅干しを作る際の実際の塩の量がどのくらいなのか、減塩梅干し作りのポイントもお伝えしました、参考にして下さいね。