新元号「令和」が発表になり、あたりでは「万葉集」って言葉が飛び交ってます。
本屋に立ち寄ったら、「万葉集」のコーナーまで出来上がっていました。
4月は新年度の始まりで忙しく、この話題に出遅れた方も多いでしょう。私もそのうちの1人です。
今さらですが、「令和」「万葉集」「梅の花」「三十二首」について、主婦の私でも分かるように簡潔にまとめてみました。
これで、時代の流れについていけると、ホッとしています^^
「令和」は万葉集の梅の歌の序文、意味を簡潔に紹介!
4月1日、11時30分に「令和」は発表されたのですが、その時間帯、主婦の私は子供達の昼食作りでそれどころではありませんでした。
「令和」と発表されたのを知ったのも、数時間後っていう始末。
得た情報を簡潔に言うと、
この「梅花の歌三十二首并せて序」には、太宰府の長官であった大伴旅人(おおとものたびと)が「梅花(ばいか)の宴」を開いたときに詠まれた歌三十二首が収録されてるんですが、
今回扱うのは、宴が始まるにあたって述べられた、前書き(序文)のところです。
「令和」は万葉集の梅の歌の三十二首全文はこちら
「令和」の元になった「万葉集」。「梅の歌」の「三十二首」の原文はこちら。
原文
天平二年正月十三日に、帥老の宅に萃(あつま)りて、宴會を申(の)ぶ。時に、初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、 蘭は珮後(はいご)の香を薫す。
加之(しかのみにあらず)、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて蓋(きぬがさ)を傾く、夕の岫に霧結び、鳥は縠に封(と)ぢられて林に迷ふ。庭には新蝶舞ひ、空には故雁帰る。
ここに天を蓋にし地を坐(しきゐ)にし、膝を促(ちかづ)け觴(さかづき)を飛ばす。言を一室の裏に忘れ、衿(えり)を煙霞の外に開く。淡然として自ら放(ほしいまま)にし、快然として自ら足る。
若し翰苑(かんゑん)にあらざるは、何を以ってか情(こころ)を攄(の)べむ。詩に落梅の篇を紀す。古と今とそれ何そ異ならむ。宜しく園の梅を賦して聊(いささ)かに短詠を成すべし。
もう随分、お勉強から離れていますので、私にはちんぷんかんぷんですが、
との願いが込められて「令和」と命名されたのです!
ちなみに、
初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、 蘭は珮後(はいご)の香を薫す。
この部分を説明すると
女性が鏡の前で使うおしろいのように梅は開き 蘭は着飾った人の香りのように香っている
でした。
令和になり、「令和元年度」と「平成31年度」の使い分けで悩んでるならこちらの記事が参考になります。
「令和」「万葉集」の「梅の歌」のまとめ
「令和」になるんだ、と言う実感が今さらながら沸いてきました。
「1人1人が、花を大きく咲かせることができる日本でありたい」
このような意味が込められているんですね。
簡潔ですが、主婦の私が子供達に説明するなら、この一言ですみそうで、ホッとしています。
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