体育祭や文化祭、修学旅行に式典…高校にも通常の授業のほかに行事があります。
なかにはそういった行事が高校時代の青春の思い出!という人もいるのではないでしょうか?
しかし楽しいはずの学校行事を高校生の息子が「休む」と言ってきたらどうしますか?
体調が悪いわけでもなさそうなのに、なぜ休みたいのか分からないのではないでしょうか。
しかも高校2年生なら今後の進学や就職に不利になるのではないか?
という心配もありますよね。
無理に「行きなさい」と言って聞くような年齢でもないし、親としては対応に悩みます。
そこで、
高校生男子が何を理由に学校行事を休みたがっているのか、
学校行事を休むことでどんな影響があるのか、
そこにある理由についてお伝えします。
高2男子が学校行事を休むと言う、その理由とは?
学校行事を子供が嫌う理由として、4つあります。
楽しめないから
楽しめないといっても、周りの盛り上がった雰囲気が苦手、といったものから友達がいなくて疎外感を感じる、というものまであり、親なら、「そうなんだ~」と簡単に納得してはダメですよ。
前者の雰囲気が苦手っていう意見ならその子のペースというか、考え方もあるのであまり心配はいりませんが、後者の友達がいないは、親として心配です。
友達がいなくても一人で淡々と過ごせる子だっています、だけど、自分の子供の性格うんぬんは親である自分が一番分かってる!
もし、自分の子供が「友達がいない」ことで悩んでて 「休みたい」と言っているということは、友達がいないことが気になっているということです。
〇意義が見いだせない
理屈っぽいというか根が真面目な子に時々いるのですが、模擬店をするだけの文化祭は何のため?と思っていたり、個人的にも行ける旅行に行動を制限されながら修学旅行で行く意味がわからない、と考えたりする子もいます。
〇することがない
たとえば文化祭で、前日までの準備には参加するけど、当日の当番は特にないのですることがなく、楽しみたいわけでもないから行かなくてもいいのでは?という理由かもしれません。
卒業式や入学式も高2であればほとんどの生徒はたいしてすることはありませんしね。
〇経済的な心配をしている
高校で最もお金のかかる行事は修学旅行です。
高校生ともなれば我が家の経済事情も少なからず分かっています。
修学旅行代の心配をして「行かなくてもいい」という子も実際にいるんですよ。
他には、修学旅行代にまわすくらいなら自分の欲しい物を買ってほしいという子もいます。
親の私からしたら考えられない理由も中にはあります、高2にもなれば自分の意見はしっかり持っています。
私の時代と今の子供達の時代は全く別物だと感じてしまいますね。
学校行事を休んだ時に成績などへの影響は?
学校行事は学校によって割り当てられている種類は違いますが、「特別活動」であったり「総合的な学習」であったりと、単位の取得に欠かせないものなのです。
そして学校行事は丸一日かかるものもあるので、一日休むとダメージが大きいのです。
たとえば
普通の授業の日を一日休んでも、各教科1時間分だけ休んだことになります。
しかし「総合的な学習」6時間分割り当てられた文化祭を一日休んだだけで、他の教科でいえば一週間以上休んだも同然になってしまいます。
とはいっても
休んだ分は補講という形で別の課題が割り当てられる学校も多いかと思います。
また就職試験や受験に欠席の日数は情報として提供されても、それが学校行事の日かどうかまでは知らされません。
しかし、
学校からの推薦を受けるときに同程度の成績であれば、積極的に行事に参加していた生徒が推薦枠に選ばれるようなことはあるようです。
そもそも学校の内部規定であまりに学校行事の欠席が目立つと進級や卒業させてもらえない、なんてこともありますので注意が必要です。
まとめ
高校2年生にもなれば頭ごなしに「行きなさい」と言うことを聞かせることに躊躇する年齢です。
本人の意思を尊重したい気持ちと、学校行事に行ってほしい気持ちで葛藤してしまいますよね。
なぜ休みたいのかきちんと説明させてみて、親からも受ける不利益、デメリットを話してみて、そのうえで子どもの意見を聞いてみてはいかがでしょうか。
思いがけない子どもの考え方、意見を聞くチャンスでもあるかもしれませんよ。