生卵とゆで卵が日持ちする保管方法が分かった!

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(ヤフーニュースタイトル「生卵とゆで卵、日持ちするのどっち?冷蔵しても要注意」

ニュースのURL:

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000066-asahi-soci

 

卵の保管については、様々な情報が飛び交っています。

あまりにも身近な食材なため、人によって言ってることが違ってて、「どっちなの??」と思う時ないですか?

 

生卵の賞味期限も、過ぎても大丈夫、という人もいれば、その期限内に食べないとダメでしょ!という人まで、色々ですよね。

 

生卵の賞味期限が近づくと「ゆでて冷蔵庫に入れといちゃう」という話はよく聞きますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

 

今回は、卵の賞味期限や、生卵とゆで卵ならどちらが長持ちするのかなどについてお伝えします。

 

卵の賞味期限の決め方は?

 

そもそも、卵の賞味期限は、各メーカーが決めていますが、一定の基準はあります。

「日本卵業協会」によると、産卵から21日〜57日まで、とかなり幅が広いです。

 

なぜかというと、季節や気温によるからです。夏場は21日間です。気温が10度以下の冬場は57日です。

 

この「57日間」という数字が、例えばテレビで取り上げられると、巷では「なんか、2か月くらい大丈夫らしいよ」という話になります。

 

でも、よく見ますと、暑い夏場は「21日間」です。夏場に57日間も置かない方がいいわけです。

 

卵の生産者から小売店に行き、消費者に渡るまでにもタイムラグが数日はありますから、夏場は、購入して、せいぜい2週間で賞味期限になるのではないでしょうか。

 

この件ひとつとっても、卵の賞味期限に色んな説が出てくる、ということになってしまいますよね。

 

夏場は2週間くらい、冬場は1か月半くらい、と覚えておくといいでしょう。

 

卵は、必ず冷蔵庫で保管しましょう。

 

生卵とゆで卵、どちらが長く「もつ」?

 

筆者は以前、「山登りする人は、ゆで卵でなく、生卵を持っていく」と聞いて、へえと感心したことがあります。

 

生卵のほうが傷まない、ゆで卵のほうが傷むんだ、と聞きました。

 

生の卵白が、中の黄身を守る働きをするからだそうです。

 

茹でてしまうとその機能がなくなり、ふつうの「食品」になりますから、茹でてしまってから、劣化がスタートしてしまうわけです。

 

やはり、生卵は「生き物」なんですね。

 

卵をいっぺんに茹でちゃっても使い道はある!

 

筆者の周りのベテラン主婦さんでも、卵の賞味期限が近づくと、一気に10個くらい茹でてしまう人が、話を聞いていると多いです。

 

茹でてから1個ずつ食べる場合もありますが、たいていは、おでんや煮物、味付け卵、など一気に使う料理に使っているそうです。

 

茹でてから、冷蔵庫保管で3日以内には使い切っているようです。

ゆで卵にしたら、気軽な友達の集まりなんかに持って行って配る、というツワモノもいました。

 

一度冷蔵庫に入れた卵は常温保存しない!

 

卵の賞味期限と同じくらい気を付けたほうがいいのは、「温度管理」です。

 

いったん冷蔵庫に入れて冷やしてしまった卵は、常温に置くのはやめましょう(ゆで卵など加熱調理するために、必要性があって常温に置くのはOK)。

 

冷蔵庫から常温に卵を出すと、殻に結露ができます。

その結露に雑菌がわき、卵を割った時に、黄身や白身に雑菌がつく恐れがあるからです。

 

市販の卵は衛生上殻を洗ってありますが、温度変化による結露で出る雑菌までは止められないので注意してください。

 

冷凍卵も、同じような理由で、何らかの原因で冷凍中に殻が割れてそこから菌が混入する恐れがあるそうです。

冷凍した卵は、解凍後は十分に加熱調理した方がよさそうですね。

 

さいごに

 

今回は、ちまたで色んな意見が聞かれる、卵の賞味期限の長さと、生卵とゆで卵のどちらが保管に最適なのかをお伝えしました。

 

卵かけご飯、すき焼き、納豆、うどん…など、生から半熟状態まで、様々な形態で卵を食べるのは日本人くらいではないかと言われています。

 

生で食べる場合は、夏場と冬場では賞味期限が違うこと、生卵よりもゆで卵のほうが傷みやすいこと、生卵の温度変化に注意すること、などをお伝えしました。

 

料理のおいしさは、食材のもつもともとの質だけでなく、いかに新鮮で、適切に管理されたものを使っているかからもあらわれてくると思います。

 

食材を安全においしくいただくためには、きちんと情報を知り、食材をきちんと扱うことも必要です。

 

卵も、消費期限が過ぎたらすぐに捨ててしまうこともないですが、衛生面での卵の特徴を知って、無駄なく、おいしく食べていきたいですね。

 

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