新一年生、というのは、複数の幼稚園や保育園から子どもたちが集まります。
学校としては、はじめて面倒をみる子どもたちのはずですから、親のほうからすると、「どうやってクラスを決めるのだろう?」と疑問に思いますよね。
どんな子と当たるのか不安…という気持ちは当然です。
また、学校に配慮してほしいことがあるけれど、それも言っていいのかどうか、わからないですよね。
今回は、小学校新一年生のクラス決めについて、どうやって決めているのか、親の要望は聞いてもらえるのか、お伝えします。
小学校クラス替えの決め方!新一年生は保護者の要望・希望は通るのか?
クラス替えの決め方は、もちろん様々なことを考慮して決められています。
成績、運動能力、ピアノができるかできないか、子ども同士の相性…。資料をもとに、考慮して決めます。
でも、新一年生は、学校側はまだ面倒をみていないわけですから、どうしているのでしょうか?
それは、幼稚園・保育園と小学校の連携があります。教育委員会からの資料もあります。
前もって、児童の幼稚園や保育園での様子、どんな子なのか、持病はあるのか、とかまで、資料を得て、その上で考慮します。
幼稚園や保育園の資料は手に入っても、習い事で何か子ども同士・親同士でトラブルがあった場合のことまでは把握できません。
また、別々の幼稚園保育園だけど、近所同士で非常に仲が悪い、過去に大きなトラブルがあった、とかいうのも学校は把握できません。
なので、どうしてもこの子とは無理だ、というのがあれば、学校に伝えておきましょう。
学校も、トラブルは避けたいのが実情です。
「情報」としていったん受け止めて、「考慮」まではしてくれます。
あとは、学校運営上のことがあるので、希望通りにはいかないかもしれません、とは言われるでしょう。
でも、伝える、伝えないではずいぶん違います。
親のもつ不安は、あまりにも大きいのであれば、相談してOKだと思いますよ。
小学校のクラス替えはどうやって決めるの?
基本は、クラスによって不平等がおきないことに配慮して決められます。
学校は勉強がメインですので、まず、学習の成績です。
前年の各児童の成績をもとに、振り分けていきます。
そして、運動能力も基準になります。運動能力の高い子が一クラスに集中すると運動会に差支えがありますよね。
ピアノができる子どうしは、同じクラスになることはない、というのは有名です。
それは合唱コンクールがあり、ピアノが弾ける子が各クラスに1名は必要だからです。
過去の大きなトラブルも、もちろん、記録が存在しますので、まず一緒にはしないようです。
親同士で何かあった、という場合も考慮されます。
そうやって、あらゆる条件・状況を考慮して、担任をはじめ、各教科の専任の先生や、管理職クラスの先生が決めていきます。
いろんなポイントから、「差が出ない」「問題が起きない」を配慮するわけですから、非常に大変な作業ですね。
親の要望が通るか、それは内容によると思います。
学校が知りえない事情を持つのならば、積極的に、かつ冷静に、事情を伝えるのはしておいたほうがいいことです。
さいごに
今回は、新一年生のクラス替えはどうやって決められているのか、親の要望は通るのか?についてお伝えしました。
親の要望は通る!とは断言できないのが実情です。
要望、と一言でいっても、様々なものがあります。
学校運営上、配慮すべきかしないか、判断する必要があります。
しかし、何も言わないで、学校の決めるにまかせる、というのは得策ではありません。
親も不安であることは学校もわかっています。
勉強や運動だけではない、色んなことを配慮して決めているわけですから、どうしても事情がある場合は、「相談」とか「事情説明」の体で、遠慮せず学校に相談してみましょう。
親として、後悔の無いように行動するのはとても大切だと思いますよ。
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